Article 07 — オウンドメディア 作成

オウンドメディア作成を小さく始める方法|最小構成・初期記事の選び方・ゼロからの手順

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「オウンドメディアを作成しよう」と決めたものの、何から手を付ければよいか分からないまま、時間が過ぎている方は多いのではないでしょうか。

CMS、SEO、コンテンツカレンダー、キーワード設計。調べれば調べるほど情報が増え、かえってスタートが遅くなる。この状態に陥っているとしたら、情報量に対して行動の入口が見えていない状態と言えます。

オウンドメディアは、大規模に始める必要はありません。目的が決まれば、最小構成でスタートし、実際に動かしながら改善していく方が、長続きします。この記事では、オウンドメディアをゼロから作成する手順を、できる限りシンプルに整理します。

最小構成から始める理由

オウンドメディアを大きく構えて始めようとすると、準備の工程が増え、スタートが遅くなります。デザインを完璧にしたい、記事を50本揃えてから公開したい、SEOの設計を完全に終わらせてから動かしたい。こうした「完璧主義の準備」は、実際に動かした後の現実と合わないことが多いです。

メディアの正解は、動かしてみないと分からないからです。

どんなテーマの記事が読まれるか、どんな検索ワードで人が来るか、記事の最後にどのリンクがクリックされるか。これらは、データが出て初めて判断できます。まず最小構成で公開し、データを見ながら改善する。このサイクルを早く始めることが、オウンドメディアを育てる最短ルートです。

最小構成の5要素

1. 目的とKPIの言語化:何のために作成するか(認知・リード獲得・リテンション)と、何の数字が改善されれば成果かを1〜2行で書けるようにします。

2. CMSの選定と環境構築:記事を書いて公開できる基盤を用意します。この段階では、高機能より「使い続けられるか」を優先します。

3. 初期記事10〜20本:公開時点で揃えておく記事の数です。全記事が完璧でなくてよく、まず公開することを優先します。

4. 問い合わせフォームまたはCVページへのリンク:記事の出口を1つ用意します。出口がない状態で公開しても、読者の次の行動がありません。

5. Googleサーチコンソール・GA4の設定:計測の仕組みを最初から入れておきます。これがないと、何が機能していて何が機能していないかが分かりません。

CMSの選び方

CMSの選定で迷うことは多いですが、判断基準をシンプルにすると選びやすくなります。「誰が更新するか」が最初の問いです。

  • 更新者がエンジニアでない場合:Notionベースのブログツールや、Wix・Webflowなど、直感的に使えるCMS
  • SEOを重視し、記事を大量に更新する場合:WordPress
  • MAツールと連携してリードを管理したい場合:HubSpot
  • エンジニアが社内にいて設計の柔軟性を重視する場合:WordPressやHeadless CMS

まず「誰が週に何回更新するか」を確認し、その人が使いやすいと感じるCMSを試してから決める順番が、選定ミスを減らします。

CMS画面・記事管理・WordPressのスクリーン・投稿エディタ

オウンドメディアの最小構成スタートから、商談につながる仕組みへの育て方は、B2Bウェブマーケティング伴走でご支援します。

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初期記事の選び方

最初に書くべき記事は、「出口(問い合わせ・CVページ)に近いテーマ」から選びます。

情報収集段階の読者向け記事(入門記事)はPVを取りやすいですが、問い合わせには遠い記事です。比較・検討段階の読者向け記事(「制作会社の選び方」「運営代行と内製の違い」のような記事)は、購買意思が高い読者が読む記事です。

最初の10〜20本は、比較・検討段階の記事を中心に選ぶと、事業への貢献が速くなります。情報収集段階の記事は、後から量を増やしていけます。

初期記事テーマの選び方(実践的な手順):まず、社内の営業担当者に「よくある質問」を10個聞きます。次に、「それを解決する記事が存在すれば、問い合わせが来るか」を確認します。そのうち3〜5テーマを選び、記事化します。この手順は、SEOツールなしでも実行できる最小の方法です。

記事の書き方の最小型

  1. 読者の「あるある」(この問いで悩んでいる人向けの冒頭)
  2. その悩みが起きる理由
  3. 解決の考え方
  4. 具体的な手順または確認ポイント
  5. 注意点
  6. 次に何をすればよいか

この型に沿って書くと、読者にとって読みやすく、検索エンジンにとっても構造が分かりやすい記事になります。文字数の目安は、同じキーワードで上位に表示されている記事と比べて、情報量が少なすぎない水準を目指します。ただし、文字数を稼ぐために薄い内容を増やすことは逆効果です。

Webサイト公開・Launch・サイトが完成したイメージ

スタート後の最初の3ヶ月

更新を継続する:週1本でも更新を続けます。途切れさせないことが、この時期の最大の目標です。

Googleサーチコンソールを毎週確認する:どんな検索ワードで記事が表示されているかを週次で確認します。想定外のキーワードで表示されている記事があれば、そのテーマを深掘りする記事を追加します。

問い合わせフォームへの誘導を確認する:GA4で、記事から問い合わせページへの遷移があるかを確認します。遷移がない場合は、本文中のリンクの位置や文言を調整します。

社内の営業担当者と月1回は話す:新しく来た問い合わせの状況、商談の感触、よく聞かれるようになった質問を聞きます。この情報が、次月の記事テーマに直結します。

オウンドメディアの作成は、完璧に準備してからスタートするより、最小構成で動かしながら育てる方が、結果として速く事業に貢献します。

最初の一歩は「社内の営業担当者に、よくある質問を10個聞く」ことです。その答えが、最初に書くべき記事テーマになります。作成の手順や自社に合う構成を整理したい場合は、30分ほど状況を聞かせていただくだけで、次に見るべきポイントが具体的に見えてきます。

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